ただれ皮の猪のために僕達が出来ること:ドラフト視点
2011年9月21日 愛する猪ちゃんへ捧げる記事 コメント (6)まずは ただれ皮の猪 のおさらい
ただれ皮の猪 (3)(緑)
クリーチャー - 猪
トランプル
陰鬱 - このターンいずれかのクリーチャーが死亡していた場合、ただれ皮の猪は+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。
3/3
そのままだと、緑の4マナシングルシンボルで3/3トランプル。言っちゃあ悪いが極めて平均的なサイズ。しかし、陰鬱の条件を満たしていた場合、5/5トランプルで戦場に出てくる。
これはすごい。ヤバい。ペロペロしたくなる。
真面目に考えたいのでいったん落ち着こう。
・陰鬱。ただれ皮の猪は一種の基準のようなものになりえる。
ブースタードラフト戦において、わずか4マナで5/5トランプルをプレイされてしまうことは、非常に好ましくない場面が多いだろう。除去や、それ以上のクリーチャーなど、なんらかの確実な対処手段を持っていれば良いのだが、常に対処手段を握っていられるかというと決してそうではないはずだ。
もしも4ターン目にきっちり4マナでただれ皮の猪を5/5トランプルの状態で戦場に出され、しっかりした対処手段を持っていない場合、その試合での敗北が見えてくる。これが5ターン目でも6ターン目でも、5/5というサイズをおさえることはなかなか難しいので、同じことがいえるだろう。
そこでどのように対処するか。陰鬱を満たさせない立ち回りを行うのだ。緑を含む4マナを目の前におかれたら、露骨に相打ちを誘うアタックをスルーしていくことになる場面があるだろう。陰鬱が満たせなければ、ただれ皮の猪は3/3トランプル。もちろんこれでも悪くはないサイズだが、簡単に試合を終わらせるほどのクリーチャーではなくなる。
これをただれ皮の猪を使う側のプレイヤーの視点から見ると、「対戦相手はなかなかブロックしにくい」と見ることも出来る。ドラフトであれば、あらかじめこれを意識しておく構築を目指すことで、ただでさえ強力なただれ皮の猪の力を最大限引き出せるだろう。胸が熱くなってくる。イノシシちゃんペロペロ。
落ち着こう。
・対戦相手はなかなかブロックしにくい
カードプールをしっかり把握し、ただれ皮の猪をそこそこ意識できている対戦相手は、そうやすやすと陰鬱の条件を満たしてはくれないだろう。
これを利用し、相手がブロックをしにくいなら強力になれるクリーチャー達を列挙していく。
マルコフの上流階級 (2)(黒)
クリーチャー - 吸血鬼
絆魂
3/1
誰もが真っ先に思い浮かぶのはこのクリーチャーだろう。タフネスが1と非常に心細いが、対戦相手がブロックしにくいのなら非常に強力なダメージ源となる。しびれをきらして対戦相手がブロックしにきたら、相手のクリーチャーと相打ち+3点ゲイン+猪ちゃんが本気になると三つの良いことがおきてくれる。これぞまさに猪ちゃん現象。
腐敗した沼蛇 (3)(黒)
クリーチャー - ゾンビ・蛇
5/1
これもブロックされなければ恐ろしいダメージ源になるだろう、とはいえ対戦相手の戦場に小粒なクリーチャーがいるとアタックしにくい。何より単体では細すぎるので運用しにくいかもしれない。
しかし相打ちブロッカーとしてはそこそこの働きをしてくれるだろうし、黒はゾンビであることを利用してアドバンテージを補完する色なので、ただれ皮の猪がしっかり確保できている場合は採用候補になることもあるだろう。こういう普段は絶対使わないような細いものにすらワンチャン与えてしまう猪ちゃんはマジで猪ちゃんである。これぞまさに猪ちゃん現象(はやる)。
血に狂った新生子 (1)(赤)
クリーチャー - 吸血鬼
血に狂った新生子は可能なら毎ターン攻撃する。
血に狂った新生子がいずれかのプレイヤーにダメージを与えるたび、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
2/1
2マナのスリスである血に狂った新生子だが、攻撃強制がついてしまっている。どんなにしょぼいクリーチャーとの相打ちが確定していても、狂ってるから突撃してしまうのだ。
ところがただれ皮の猪をかまえていれば相手は気軽にブロックできないし、元よりわずか2マナのクリーチャーである。相打ちしにきてくれたら喜んでただれ皮の猪を出そう。
相手がただれ皮の猪を恐れてブロックをしなければ、今度は血に狂った新生子がそのままゲームを決める存在になり得る。存在だけで相手を圧倒する。これもまさに猪ちゃん現象(マジではやる)。
同じ理由でスリス系能力を持っているカードは全体的にただれ皮の猪と相性が良いと言っても過言ではないだろう。
・それでも陰鬱。とにかく陰鬱。
その圧倒的な存在感でゲームに干渉するのも良いが、やはり猪ちゃん現象の本来の姿は5/5トランプルというサイズを叩き込むことにこそあるだろう。
5ターン目や6ターン目に出ても、十分そのままゲームを終わらせることが出来るサイズなので、1マナや2マナの除去を打って陰鬱を満たしつつただれ皮の猪をプレイすることが、基本的な動きになってくるはずだ。その前や前々のターンで、ブロックされなければライフアドバンテージをしっかり取れるクリーチャーの攻撃が通っていればなお良いだろう。
除去いがいにも陰鬱の条件を気楽にサポートしてくれるカード郡はある。
祭壇の刈り取り (1)(黒)
インスタント
祭壇の刈り取りを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生贄に捧げる。
カードを二枚引く。
数字的には2:2交換のカードだが、盤面が硬直していてもう用のないクリーチャーや、墓地に落としていればあとあとアドバンテージを取り直せるゾンビ・クリーチャーなどを生贄に捧げると間接的なアドバンテージになってくれるだろう。
陰鬱のサポートに使っても良いが、インスタントであることを活用して、自分のクリーチャーに対するなんらかの除去に対応して唱え、アドバンテージにつなげるという使い方をしても良い。マナコストが軽いため、見た目以上に優秀なカードである。
脳ゾウムシ (3)(黒)
クリーチャー - 昆虫
威嚇
脳ゾウムシを生贄に捧げる : プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
1/1
ソーサリータイミング限定なので、対戦相手のドロー後や除去への対応で起動することは出来ないが、起動にマナがかからない精神腐敗を打てる。
1マナ重いので、一見すると精神腐敗と比べて見劣りする一枚に思える。だが実はそんなことはない。4ターン目においておき、5ターン目に起動すれば、自分のターンでマナをかけずに能動的に陰鬱の条件を満たすことが出来るのだ。そのまま対戦相手の手札をすっからかんにして、5/5になった猪ちゃんで蹂躙できる。これもまさに猪ちゃん現象(今年の流行語大賞候補)。
ちょっと今日は眠いのでもう寝るが、ただれ皮の猪は上記のように黒のコモンカードとの相性がなかなか良い。
そういう意味で自分の中でドラフトにおける黒はそこそこ評価が高め。
今後も猪ちゃんのための記事を随時更新するよ。これもひとつの猪ちゃん現象(はやる)。
ただれ皮の猪 (3)(緑)
クリーチャー - 猪
トランプル
陰鬱 - このターンいずれかのクリーチャーが死亡していた場合、ただれ皮の猪は+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。
3/3
そのままだと、緑の4マナシングルシンボルで3/3トランプル。言っちゃあ悪いが極めて平均的なサイズ。しかし、陰鬱の条件を満たしていた場合、5/5トランプルで戦場に出てくる。
これはすごい。ヤバい。ペロペロしたくなる。
真面目に考えたいのでいったん落ち着こう。
・陰鬱。ただれ皮の猪は一種の基準のようなものになりえる。
ブースタードラフト戦において、わずか4マナで5/5トランプルをプレイされてしまうことは、非常に好ましくない場面が多いだろう。除去や、それ以上のクリーチャーなど、なんらかの確実な対処手段を持っていれば良いのだが、常に対処手段を握っていられるかというと決してそうではないはずだ。
もしも4ターン目にきっちり4マナでただれ皮の猪を5/5トランプルの状態で戦場に出され、しっかりした対処手段を持っていない場合、その試合での敗北が見えてくる。これが5ターン目でも6ターン目でも、5/5というサイズをおさえることはなかなか難しいので、同じことがいえるだろう。
そこでどのように対処するか。陰鬱を満たさせない立ち回りを行うのだ。緑を含む4マナを目の前におかれたら、露骨に相打ちを誘うアタックをスルーしていくことになる場面があるだろう。陰鬱が満たせなければ、ただれ皮の猪は3/3トランプル。もちろんこれでも悪くはないサイズだが、簡単に試合を終わらせるほどのクリーチャーではなくなる。
これをただれ皮の猪を使う側のプレイヤーの視点から見ると、「対戦相手はなかなかブロックしにくい」と見ることも出来る。ドラフトであれば、あらかじめこれを意識しておく構築を目指すことで、ただでさえ強力なただれ皮の猪の力を最大限引き出せるだろう。胸が熱くなってくる。イノシシちゃんペロペロ。
落ち着こう。
・対戦相手はなかなかブロックしにくい
カードプールをしっかり把握し、ただれ皮の猪をそこそこ意識できている対戦相手は、そうやすやすと陰鬱の条件を満たしてはくれないだろう。
これを利用し、相手がブロックをしにくいなら強力になれるクリーチャー達を列挙していく。
マルコフの上流階級 (2)(黒)
クリーチャー - 吸血鬼
絆魂
3/1
誰もが真っ先に思い浮かぶのはこのクリーチャーだろう。タフネスが1と非常に心細いが、対戦相手がブロックしにくいのなら非常に強力なダメージ源となる。しびれをきらして対戦相手がブロックしにきたら、相手のクリーチャーと相打ち+3点ゲイン+猪ちゃんが本気になると三つの良いことがおきてくれる。これぞまさに猪ちゃん現象。
腐敗した沼蛇 (3)(黒)
クリーチャー - ゾンビ・蛇
5/1
これもブロックされなければ恐ろしいダメージ源になるだろう、とはいえ対戦相手の戦場に小粒なクリーチャーがいるとアタックしにくい。何より単体では細すぎるので運用しにくいかもしれない。
しかし相打ちブロッカーとしてはそこそこの働きをしてくれるだろうし、黒はゾンビであることを利用してアドバンテージを補完する色なので、ただれ皮の猪がしっかり確保できている場合は採用候補になることもあるだろう。こういう普段は絶対使わないような細いものにすらワンチャン与えてしまう猪ちゃんはマジで猪ちゃんである。これぞまさに猪ちゃん現象(はやる)。
血に狂った新生子 (1)(赤)
クリーチャー - 吸血鬼
血に狂った新生子は可能なら毎ターン攻撃する。
血に狂った新生子がいずれかのプレイヤーにダメージを与えるたび、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
2/1
2マナのスリスである血に狂った新生子だが、攻撃強制がついてしまっている。どんなにしょぼいクリーチャーとの相打ちが確定していても、狂ってるから突撃してしまうのだ。
ところがただれ皮の猪をかまえていれば相手は気軽にブロックできないし、元よりわずか2マナのクリーチャーである。相打ちしにきてくれたら喜んでただれ皮の猪を出そう。
相手がただれ皮の猪を恐れてブロックをしなければ、今度は血に狂った新生子がそのままゲームを決める存在になり得る。存在だけで相手を圧倒する。これもまさに猪ちゃん現象(マジではやる)。
同じ理由でスリス系能力を持っているカードは全体的にただれ皮の猪と相性が良いと言っても過言ではないだろう。
・それでも陰鬱。とにかく陰鬱。
その圧倒的な存在感でゲームに干渉するのも良いが、やはり猪ちゃん現象の本来の姿は5/5トランプルというサイズを叩き込むことにこそあるだろう。
5ターン目や6ターン目に出ても、十分そのままゲームを終わらせることが出来るサイズなので、1マナや2マナの除去を打って陰鬱を満たしつつただれ皮の猪をプレイすることが、基本的な動きになってくるはずだ。その前や前々のターンで、ブロックされなければライフアドバンテージをしっかり取れるクリーチャーの攻撃が通っていればなお良いだろう。
除去いがいにも陰鬱の条件を気楽にサポートしてくれるカード郡はある。
祭壇の刈り取り (1)(黒)
インスタント
祭壇の刈り取りを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生贄に捧げる。
カードを二枚引く。
数字的には2:2交換のカードだが、盤面が硬直していてもう用のないクリーチャーや、墓地に落としていればあとあとアドバンテージを取り直せるゾンビ・クリーチャーなどを生贄に捧げると間接的なアドバンテージになってくれるだろう。
陰鬱のサポートに使っても良いが、インスタントであることを活用して、自分のクリーチャーに対するなんらかの除去に対応して唱え、アドバンテージにつなげるという使い方をしても良い。マナコストが軽いため、見た目以上に優秀なカードである。
脳ゾウムシ (3)(黒)
クリーチャー - 昆虫
威嚇
脳ゾウムシを生贄に捧げる : プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
1/1
ソーサリータイミング限定なので、対戦相手のドロー後や除去への対応で起動することは出来ないが、起動にマナがかからない精神腐敗を打てる。
1マナ重いので、一見すると精神腐敗と比べて見劣りする一枚に思える。だが実はそんなことはない。4ターン目においておき、5ターン目に起動すれば、自分のターンでマナをかけずに能動的に陰鬱の条件を満たすことが出来るのだ。そのまま対戦相手の手札をすっからかんにして、5/5になった猪ちゃんで蹂躙できる。これもまさに猪ちゃん現象(今年の流行語大賞候補)。
ちょっと今日は眠いのでもう寝るが、ただれ皮の猪は上記のように黒のコモンカードとの相性がなかなか良い。
そういう意味で自分の中でドラフトにおける黒はそこそこ評価が高め。
今後も猪ちゃんのための記事を随時更新するよ。これもひとつの猪ちゃん現象(はやる)。
コメント
マジレスすると、緑確かに強いけど緑単だと陰鬱しづらいなあっておもてました
猪ちゃんペロペロしていきましょう!
びっふ>>
黒ベースの緑にもう一色
6:3:1=黒:緑:その他
が今のところすごく良さそうに見える
>6:3:1=黒:緑:その他
>が今のところすごく良さそうに見える
このコメント要チェックや!!!